甦る古代金堂 慧日寺金堂の復元【第19回】 落成式
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月2日更新

平成20年4月24日(木曜日)、本寺地区史跡慧日寺跡内において、金堂落成式が行われました。

式典は、町内外から関係者や来賓166名が出席し、神事と仏事の双方により進められ、佐藤雄平福島県知事、遠藤忠一県議会議長、多川俊映法相宗大本山興福寺貫首、松久保秀胤法相宗大本山薬師寺長臈らが玉ぐしをささげ、焼香を行い、金堂の完成を祝いました。


町長あいさつ 県知事祝辞
史跡慧日寺跡は、昭和45年に国の史跡に指定されて以来、会津仏教文化発祥の地として町をあげてその保護と保存に努めて参りました。また、発掘調査と同時に整備計画の検討・策定を進めて参りました。


恵日寺 伊藤住職による仏事 磐梯神社 土屋宮司による神事
ここに平成17年度からの3年に渡る復元工事が竣工を迎え、町民皆様の長年の悲願がでありました史跡慧日寺跡金堂が、千二百年の時を超えて往事の姿を取り戻しました。


復元された金堂から木ざし桜を望む 金堂内部
今回の金堂復元工事は国指定の寺院跡の中心的建造物の復元としては全国初の事業となります。
今後は、歴史文化の発信と観光振興の新たな核として大いに活用されることが期待されます。