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史跡慧日寺跡
トップページ > 史跡慧日寺跡 > 甦る古代金堂 慧日寺金堂の復元【第12回】 現地組み立て その6

甦る古代金堂 慧日寺金堂の復元【第12回】 現地組み立て その6

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月9日更新
~甦る古代金堂~ 慧日寺金堂の復元 

床張り

8月中旬から行われていた内部の床張りが、約1ヶ月をかけて9月中旬に終りました。

幅一尺二寸、厚さ二寸程のヒノキの板を梁行き方向(正面から見て縦方向)に張っていくものですが、継ぎ目の微妙な段差にはヤリ鉋(がんな)をかけて、あたかも一枚板のような見事な板張りに仕上げら れました。

柱周りの仕上げ  メカス釘で留めている画像
柱周りの仕上げ                床板はメカス釘で根太に留めます
一枚板のような仕上げ  床張り後の堂内
一枚板のような仕上げ             床張り後の堂内

須弥壇(しゅみだん)

復元金堂は、丈六(じょうろく)薬師坐像が安置されていたことを想定して設計・施工が行われています。丈六とは16尺で、メートル法に直すと約4月8日m。これは通常立像の像高を示しますので、坐像にすればその半分の2月5日m程度になります。近世の記録では三尊形式であったことが知られていますので、創建当初も脇侍(わきじ)として日光・月光菩薩像が並んでいたのでしょう。とすると、こうした仏像を安置した須弥壇自体も、相当の大きさであったことが想定されます。

復元に際しては幅約7月5日m、奥行き約2月5日m規模の須弥壇を設置することにしています。表面は黒漆塗り仕上げとなり、現在、建物工事と併行して漆塗りも行われています。

掻き取りが行われた漆の木1  掻き取りが行われた漆の木2
復元金堂の須弥壇には地元会津の漆も用いられます(掻(か)き取りが行われた若松市内の漆の木) 

塗りの下地作業である「布着(ぬのぎ)せ」と呼ばれる工程
下地の麻布  米糊と漆で麻布を貼り付け
下地の麻布(あさぬの)            米糊(こめのり)と漆で麻布を貼り付けます

屋根板葺き

9月末から、いよいよ屋根板の葺き上げ作業が始まりました。最初に軒付けの部分から着手し、徐々に上方へと葺き上げられていきます。およそ3万枚もの屋根板をすべて葺き上げるには2ヶ月以上かかる見込みですが、年内には見事なとち葺き屋根が完成する予定です。

とち葺き 軒付け部  9枚のとち板
とち葺きが始まった軒付け部         軒付けには9枚ものとち板が重なります
軒先を見上げた写真
軒先を見上げた状態

 

甦る古代金堂 慧日寺金堂の復元シリーズ

第1回 基礎工事
第2回 原寸図の検討
第3回 屋根材の加工
第4回 柱材の加工
第5回 塗装 その1 赤
第6回 現地組み立て その1
第7回 塗装 その2 緑・黄・白
第8回 現地組み立て その2
第9回 現地組み立て その3
第10回 現地組み立て その4
第11回 現地組み立て その5
第12回 現地組み立て その6
第13回 現地組み立て その7
第14回 現地組み立て その8
第15回 現地組み立て その9
第16回 金具・須弥壇の漆塗り
第17回 現地組み立て その10
第18回 竣工
第19回 落成式
第20回 一般公開

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