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史跡慧日寺跡
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甦る古代金堂 慧日寺金堂の復元【第8回】 現地組み立て その2

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月13日更新
~甦る古代金堂~ 慧日寺金堂の復元

3月上旬から始まった本組みが順調に進んでいます。第6回では、礎石(そせき)に柱を立て、それらを頭貫(かしらぬき)でつなぎ長押(なげし)で固めるという軸部の工程と、壁格子(かべごうし)の設置までをお伝えしましたので、今回はその後の状況を紹介します。

壁格子(かべごうし)が組まれた後、4月末から木工事と併行していよいよ壁工事が始まりました。

壁は大きく分けて荒打ち、中塗り、漆喰仕上げの三段階の工程を経て仕上げていきます。

第一段階である荒打ちでは、下地として壁土(かべつち)の団子を格子(こうし)に詰める作業を行います。

壁格子には、格子と壁土の絡みをよくするため、縄を巻きました。

格子に二分の縄を巻いた写真 右矢印壁土に藁スサを混ぜている写真 
格子には二分の縄を巻きます            壁土(かべつち)に藁(わら)スサを混ぜます
                               下矢印    
 
乾燥させている画像 左矢印格子に荒土を詰めている写真
この状態でしばらく乾燥させます          格子(こうし)一つ一つに荒土を詰めていきます


 

軸部の組上げが終わると、柱上には組物が設置されます。

組物は、軒を支える軒桁(のきげた)を支持し、それにかかる屋根の荷重を分散して柱に伝えるための重要な役目をもっています。主に斗(と)と肘木(ひじき)と丸桁(がぎょう)から構成されていますが、小さな部材を複雑巧妙に組み合わせて作られており、軒の出を伸ばすために様々な形が生み出されました。

復元金堂では、平三斗(ひらみつど)を採用しています。

柱上の大斗の写真  柱間に間斗束を入れている写真
1.柱上の大斗(だいと)      2.柱間には間斗束(けんとづか)を入れます
大斗の上に肘木を置いた写真 
3.大斗(だいと)の上には 肘木(ひじき)を置きます
その上にさらに軒桁を受ける巻斗を乗せた写真 
4.その上にさらに軒桁(のきげた)を 受ける巻斗(まきと)を乗せます
軒桁を支える平三斗の写真
軒桁を支える平三斗(ひらみつど)

工事現場を公開しています

史跡を訪れた方々に工事現場をご覧いただけるように、素屋根の一部に公開スペースを設けました。写真を掲示して、進ちょく状況なども紹介しておりますので、是非ご来跡下さい。

工事現場の写真1 工事現場の写真2

【公開日時】

月曜日~土曜日の作業実施日に限ります

午前8時半から午後5時

素屋根東側の進入路から入場ください

甦る古代金堂 慧日寺金堂の復元シリーズ

第1回 基礎工事
第2回 原寸図の検討
第3回 屋根材の加工
第4回 柱材の加工
第5回 塗装 その1 赤
第6回 現地組み立て その1
第7回 塗装 その2 緑・黄・白
第8回 現地組み立て その2
第9回 現地組み立て その3
第10回 現地組み立て その4
第11回 現地組み立て その5
第12回 現地組み立て その6
第13回 現地組み立て その7
第14回 現地組み立て その8
第15回 現地組み立て その9
第16回 金具・須弥壇の漆塗り
第17回 現地組み立て その10
第18回 竣工
第19回 落成式
第20回 一般公開

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