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猪苗代と会津盆地の中間にあたる磐梯町は、磐梯山麓からなだらかに拡がる南丘陵地にある高原の町です。山々は自然の森を抱いて深く、雪解けの水を集めた清水や清冽な滝が点在する「名水のまち」でもあります。
日本名水100選に選ばれた磐梯西山麓湧水群。
なかでも、龍ヶ沢湧水は代表的な湧水で、猫魔山系の火山活動によって出来上がったといわれています。
巨石の間からこんこんと湧き出る湧水は、旱魃(かんばつ)に際しても決して枯れることがないと言われ、江戸時代には会津藩の命により、大規模な雨乞いの儀式が行われた場所でもあります。
また戦前から戦後にかけて龍ヶ沢での雨乞いは龍のおとし子と五穀をあげ、僧侶が読経を行ったといわれています。
この湧水は、磐梯山慧日寺資料館の庭園に引水されており、自然水愛好家の名所となって、吸水する人々でにぎわっています。
霊験あらたかな修行の滝
町の東西を横切る大谷川にそそぎ込む支流・滝尻川の上流にある不動滝は、蛇追ヶ滝という別名もあり、平安時代、弘法大師が勅命により磐梯山の魔物を加持し、独鈷をもって大蛇を追い払ったという伝説により名付けられました。
滝裏の洞くつには不動明王が祀られており、近くには不動堂も残っています。
ふくしまの水30選に指定され、四季折々に激しい水流を彩ります。
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二筋の流れが優雅な春景の滑滝
磐梯山と猫魔ヶ岳の間を流れ下る小屋川の上流にあって、磐梯山麓を代表する滝のひとつ。
磐梯山を背景に、春は山桜、秋には紅葉の中を白糸を引くよう流れるその遠望は、その名にふさわしく、岩肌を滑るような可憐な流れを見せてくれます。
ゴールドラインからの遠望が雅な滑滝ですが、初夏には緑の中に姿を消してしまいます。
雄祐しいとび滝
滑滝を過ぎ、さらにゴールドラインを上っていくと、右手に勇壮なとび滝が見えてきます。
この滝の上流・下流をたどっていくと、同様な滝が幾重にも重なっており、近世の地誌にもその記録を見ることができます。
私の名前をしりませんか?
磐梯山を流れ下るいくつもの河川は、いたるところで大小さまざまな滝をつくっています。山中には名もない滝が数多くあって、登山者の中では「幻の滝」として注目を浴びています。
川伝いに滝を探しながら歩いていくと、木立の中から突然姿を現す「幻の滝」。間近で見るその姿に圧倒され、疲れも忘れてしばしたたずみます。
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磐梯やま楽校 (磐梯町大字磐梯字東松山1251番地)
問合せ先(事務局 佐藤英一)Tel 0242-73-2850
「もりの案内人」たちが、町の自然の素晴らしさをを教えてくれます。