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2ヵ年にわたって行われてきた中門復元工事もいよいよ最終段階を迎えました。今月に入り屋根のとち葺き作業も急ピッチで進められており、今月中頃までにはすべての工程が完了して、完成を迎える予定です。
先月号でもお伝えしましたが、切妻屋根では妻側の軒の納め方が 難しく、箕甲と呼ばれる端部の曲線は職人さんの腕の見せ所ともい われます。曲げの利かないとち板で葺き上げるため、一枚一枚の形 や打ち留めの角度などを吟味しながら、しなやかに仕上げていきます。
破風板の下側に取り付く妻飾りの一種。棟木や母屋桁の木口を隠すために取り付けられる板状の装飾材を指します。取り付けられる位置によって呼び名が異なり、時代によって形も変わっていきます。