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発掘調査の成果から、桁行き・梁間とも柱の中心間の距離が六尺五寸(約1.95m)であったことが分かっています。三間×二間の建物であることから、正面約5.85m、奥行き約3.9mとなります。また、軒の出や周囲の石敷き遺構などを考慮して、基壇規模を東西約8.3m、南北6.6mと想定しました。

基壇平面図
柱の太さや建物の高さなどは、現存する建物などのデータを基礎に、礎石の大きさ、柱間の距離などの比率を基に導き出されます。復元される中門は、柱の太さが一尺一寸(約33cm)、長さが十尺(約3m)です。屋根を含めた建物全体の高さとしては、礎石の上面から約5.5mほどになります。

建物立面図
コンクリート基壇の乾燥・養生後、まず礎石が据えられました。発掘調査の成果に従い、金堂と同様に安山岩の自然石を用いました。その後、棟柱4本、控え柱8本、計12本の柱を立柱しました。柱は、それぞれの頂部を頭貫と呼ばれる材で繋ぎ固定しました。

一本一本慎重に立てていきます

12本が立柱しました 礎石を固定します
仕上がりが約9cmの厚さとなる壁は、金堂と同様に耐震補強を考慮して下地に木格子を設置しました。続いて格子一つ一つに荒土を詰め込み、しばらく乾燥・養生します。

柱間に木格子を落とし込み下地とします

格子に荒土を詰め込みます このまま数ヶ月間乾燥・養生をします