磐梯町の概要
1.磐梯町のロケーション
【概要】
磐梯町は、福島県会津盆地北東部に位置し、磐梯朝日国立公園内の磐梯山や厩岳山・猫魔ケ岳等を北限として、南限は猪苗代湖を水源とする一級河川日橋川が流れ、本町の中心部に至る二本松街道には、橋梁の新橋が架けられて歴史的にも重要な要所となっており、仏都会津の源として隆盛を誇った慧日寺に大きな影響をなしています。
【地形】
東西に13.42キロメートル
南北に8.4キロメートル
総面積は59.79平方キロメートル
東西に広がる町で、福島県道7号猪苗代塩川線沿いに集落が広がっています。
町土の約70%は森林で占めており、山々の南山麓を扇状に広がる丘陵地や山麓の湧水を水源とする一級河川の大谷川に沿って、農用地や居住地を構成している農山村地帯で山紫水明な地域です。
2.磐梯町の人口と世帯
世帯数は1,100弱、人口は約3,100人とコンパクトなまちです。
【データ】
世帯数:1,182世帯
人口: 3,165人
男 : 1,575人
女 : 1,590人
(2024年7月31日現在)
3.まちの特徴
【磐梯山の自然を生かした観光のまち】
磐梯山の自然を生かしたアクティビティが楽しめる町で、星野リゾートの「磐梯山温泉ホテル」「ネコマ マウンテン(旧アルツ磐梯スキー場」、磐梯山登山等が楽しめるまちです。隣接する市町村でも、鶴ヶ城や白虎隊(会津若松市)、猪苗代湖(会津若松市、猪苗代町)、蔵の町・ラーメン(喜多方市)などがあり、多くの人が磐梯町に訪れます。
【名水を生かした産業(農業、日本酒、製造業)のまち】
磐梯町は、環境省が昭和60年に選定した昭和の名水百選に選ばれた「磐梯西山麓湧水群(龍が沢湧水等)」が選ばれています。
磐梯町の水道水は、この名水百選に選ばれている「磐梯西山麓湧水群(龍が沢湧水等)」を使っていますので、磐梯町では蛇口を捻れば、どこでも名水が楽しめます。
暮らしの中では、料理に使う水も、シャワーも、トイレも、名水です。人の体の70%ですので、磐梯町民の体の70%は名水で構成されています。
名水は、磐梯町の産業も支えています。
磐梯町の基幹産業は「観光」、「製造業」、「農業」になります。
農業は稲作中心です。米以外にも、ブランドほうれん草を栽培する「法正尻地区」、地区で立ち上げている農業生産法人、若手の農業生産集団「ジオファーマーズ」などが活躍しています。約50年前の雪解け水である名水を生かして、クオリティの高い農産物が栽培されています。
また、名水と町で生産された米なども活用して酒造りも盛んです。人口3,100人の小規模な町でありながら、「磐梯酒造」、「栄川酒造」の2つの酒蔵があります。栄川酒造の大吟醸「榮四郎」や磐梯酒造「乗丹坊」は全国新酒鑑評会にて多くの金賞受賞しています。
磐梯町には、世界的に有名なカメラメーカーであるシグマの会津工場があります。
世界中で、カメラレンズはこの会津工場でのみ製造され、多くの雇用も生み出しています。
磐梯の水への思いをシグマのブランドサイトでご紹介してくださっています。
水が綺麗でなければならない理由(SIGMA社「SEIN」)<外部リンク>(外部サイトへリンク)