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救急について<2007年9月>

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月1日更新

だいぶ涼しくなってきました。今月の9日は救急の日です。毎年全国各地で様々な講習会などの催し物が開催されています。

皆様は119番に電話されたことはありますか。また救急車に患者として、また同乗者として乗られたことはありますか。最近の話題ですが、全国には救急車の出動回数が増えてきていて救急車の回転が追いつかない状態の消防署もあるようです。

救急車のイラスト

そこで軽症者は救急車の利用を避けてくださいと広報していました。ただ明らかな軽症の方はわかりますが、一見軽症でも実は重症な方もおられるので、医師でもない限りすぐに判断がつくとは限りません。重症そうな状態であれば救急車の利用をお勧めします。

なかなか近所の方を気にして電話しにくいという状態もありますが急病のときはそうも言ってられません。

  • 普段元気であった人が突然様子がおかしくなったときは、まず体を仰向け、
  • 嘔吐している場合は、横向きにし肩や背中をたたいて意識があるかどうか確認します。
  • 意識がないときは、すぐに119番へ連絡します。
  • 周りに人がいない場合は、大声を出し、人を集めます。

119番へ連絡した人も慌てずに(これがなかなか難しいとは思いますが)

  • 傷病者の氏名、
  • 現在地、
  • 状況、
  • 既往症等を的確に話します。
  • 意識の確認の後は呼吸の有無の確認です。
  • ほほを傷病者の口元に近づけて息をしているかどうか確認し、息をしていない場合はこれを救急隊にも伝えます。

食事中に突然様子がおかしくなったときは窒息の可能性もあるので異物除去を行います。異物が見つからず、また呼吸が止まったままであるときは

  • 仰向けに寝かせた状態で顎を上向きに上げ、
  • この状態で呼吸の有無を確認し、
  • 呼吸がない場合は、人工呼吸、脈が触れなければ心臓マッサージが必要になります。 (詳しくは2006年12号「家庭でできる救急蘇生法」に掲載してあります。)

救急隊到着までの10分足らずの時間の処置により分刻みで傷病者の救命率は大きく向上します。まずは家庭の中からやってみてはいかがでしょうか。

磐梯町医療センター 医師 田部宗玄