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家庭でできる救急蘇生法<2006年12月>

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月1日更新

普段元気であった人で突然様子がおかしくなったと分かったときは、

心肺マッサージをするひとのイラスト
  • まず慌てずに様子を確認しゆっくりと仰向けに寝かせます。
  • 次に肩や背中をたたいて意識があるかどうか確認します。
    1. 意識がないときはすぐに119へ連絡します。
    2. 周りに人がいない場合は大声を出し、人を集めます。
  • 意識の確認の後は呼吸の有無の確認です。

    ほほを傷病者の口元に近づけて息をしているかどうか確認し、息をしていない場合はこれを救急隊にも伝えます。

食事中に突然様子がおかしくなったときは、

  • 窒息の可能性もあるので異物除去を行います。
  • 異物が見つからず、また呼吸が止まったままであるときは、

    仰向けに寝かせた状態で顎を上向きに上げ、この状態で呼吸の有無を確認し、呼吸がない場合は、傷病者の鼻をつまみ、口をふさぐようにして息を吹き込みます。目視にて傷病者の胸が上がるのを確認します。

  • 続いては脈の確認です。

    頚部ではのど仏の脇から外側に指をすべらせていくと頚動脈といわれる血管があり、ここを触れることにより脈の有無を確認します。頚動脈が触れない場合は、脳などの内蔵に血液が行っていない状態なので、心臓マッサージを行います。

    胸の前には胸骨という骨があり、その端(みぞおちを触ったときに上に触れる骨)より拳ひとつ上の部分に利き手でない手のひらを乗せ、その上に利き手を置きます。この時に手のひらー肘―肩が垂直に一直線になるようにします。

  • 人工呼吸、心臓マッサージは両方一人で行う場合と別々に二人で行うときがありますが、両方とも人工呼吸2回に対し、心臓マッサージ30回の割合です。数分間続けた後に呼吸、脈の有無を確認します。心室細動などの不整脈に対する体外式除細動の処置は医師しか施行できませんでしたが、最近では大きな施設に、AEDと呼ばれる市民でも使える除細動器があります。
  • 救急隊到着までの10分足らずの時間の処置により分刻みで傷病者の救命率は大きく向上します。まずは家庭の中からやってみてはいかがでしょうか。
看病する人のイラスト

 

磐梯町医療センター 田部宗玄