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楽しい食生活を送るために [9]

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年10月9日更新

歯を磨く人のイラスト

歯周病の原因は歯の表面に残った歯垢です。それを除去するには日々のブラッシングが大切だと前回説明しました。今回は歯石について説明します。

歯石とは、歯の表面についた歯垢が取り残されたままになっており、石のように硬くなってしまったものです。

歯垢の中では細菌が毒素を出しており、病原性があります。一方、歯石の中では細菌が死んでいるため、病原性はありません。ところが、表面がザラザラしているので、歯垢がつきやすくなります。

歯石は、歯の表面の見える部分に付くものと、歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目)の中で、根に付くものがあります。

歯の表面に見える歯石は簡単に確認できます。色は白っぽく、比較的軟らかいため、簡単に除去できます。唾液の出口である下の前歯の裏側にできやすく、上の歯は奥歯の頬っぺた側、下の歯は前歯の裏側によくできます。歯ぐきの治療においては、ブラッシングの妨げになるため、比較的早い段階で除去してしまいます。

歯周ポケット内の歯石は直接見ることはできません。色は黒く硬いため、一度付くと取るのに時間がかかります。

口と歯のイラスト

早い段階で歯周ポケット内の歯石を除去しても、歯と歯ぐきの境目に歯垢がたまっている状態では、また新しい歯石ができてしまいます。そのため、ブラッシングがある程度できるようになってから、歯周ポケット内の歯石を除去します。

歯石の除去にはスケーラーという専用の器具を使用します。手で持って使うタイプや超音波等の振動を利用するタイプがあります。

歯周病予防には歯石除去も必要です。気になる方は、かかりつけ、またはお近くの歯科医院で相談されてみてください。

 

奥羽大学歯学部附属病院 宮尾 益佳