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べこ雪/牛沢/赤枝のおこり/磐梯町の伝説と昔話

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月1日更新

磐梯町の伝説と昔話

べ こ 雪

その日は朝から晴れていました。

朝食を終えた人達が田に出て仕事に取りかかった頃、
地中から地鳴りがして、不気味な振動がありました。

「地震だ」とみんなが気づくと間もなく、地面が揺れ鳴動が起こって、磐梯山が破裂したのです。

それから、どんなことが起こったのかわかりませんが、
生き残った人達が目を覚まして磐梯山を見上げた時、変わり果ては山の姿がありました。
牛

それから何日か経って、山に牛を曳いて登っていった牛追いのことを思い出しましたが、何時まで経っても帰ってくることはありませんでした。

村の人達は「きっと、山の爆発の時に地下に埋まってしまったのだろう。」 と思いました。

その後、山の中腹に牛の形をした雪形が残ることに気づき、村人は 「あの時、牛追いと一緒に埋まった牛の姿だ。」といい、べこ雪と呼ぶようになりました。

牛    沢

大谷の牛沢(中島の東方)は、昔、本寺にある恵日寺を建築するとき、 木材を牛の背につけて運搬するところであると言われている。

この時、この場所で牛が過労のため倒れることが多く、人々は倒れた牛のために「塚」を立て、霊を慰めたという。

この「牛塚」は、現在も残っている。

 

赤枝のおこり

今から約九百年も昔、赤枝の鈴木家の裏のお清水様に 「井戸」 があった。

赤井戸

この井戸の精が、美女となって鈴木家に現れ 「嫁に貰ってくれ」 と言った。

鈴木家の主人は、御難をおそれて、その美女を切ってしまった。

切り倒した美女は大蛇であった。

その頃から、井戸の水が赤くなり 「赤井戸」 と呼ぶようになり、 それが変じて 「赤枝」 になったという。

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