厩嶽山馬頭観音 2/磐梯町の伝説と昔話
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月1日更新
厩嶽山馬頭観音2
むかし、行基という偉いお坊さんがおりました。
お坊さんは、全国の困っている人びとを救い、仏の道を広めようと、全国行脚の旅に都を出発いたしました。
旅をかさねて、磐梯山ふもとの源橋村に至り、村の西の清流で水ごり(清水で心・身の汚れをとる)をとり、厩嶽山に馬頭観音をまつり、この地方の馬の無病息災の守りとしたそうです。
以来、水ごりをとったところを 「秡川行場」といい、 行基が衣を脱いでかけた松を
「行基袈裟懸の松」 と伝えられ、そこから東へ五十メートルはなれたところに行基菩薩の碑があります。