磐梯町地域包括支援センターだより(No.77):おいしく・食べやすい食事の工夫<2013年4月>
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月1日更新
高齢になるとかむ力(咀嚼)と飲み込む力(嚥下)が弱くなります。食事量が減って活動しなくなると、筋肉の量が減って機能が衰えるようになり、転倒・骨折しやすくなります。ちょっとした工夫で食べやすくなりますのでぜひお試しください。しっかり食べてしゃんしゃん生き生きな毎日を過ごしましょう。
(1)調理の工夫で“より噛みやすく食べやすく”(咀嚼力)
- 硬くて困る:圧力鍋を使いましょう。肉や魚・野菜など短時間で柔らかく煮込むことができます。
- 肉や野菜の繊維が気になって敬遠しがちな場合:「隠し包丁を入れる」「繊維を断ち切る」「薄く広く切る」ような切り方にしましょう。
- バラバラで食べにくい:葉物野菜は“ まとめる” と食べやすい。白和えやサラダに混ぜる。
- 肉が硬くて噛み切れない:「焼く前にすった玉ねぎと酒に漬ける→片栗粉を揉み込んで焼く」「塩麹に漬け込む」と柔らかくジューシーに仕上がります。
- 惣菜や冷凍食品の活用:1人分づつに包装されていて便利なコンビニ、食材の宅配等、便利なものは活用しましょう。
(2)“より飲み込みやすく”(嚥下力)
水分にムセるようになってきたら誤嚥性肺炎になる危険性があります。食後のお茶や、うがい・歯磨き等お口の手入れが肺炎予防のカギです。
- 水分でムセる:“ トロミ” をつけましょう。
介護予防にも“大豆” が役立ちます!
柔らかな加工品が多く手に入りやすい大豆製品、料理のバリエーションも豊富です。「畑のお肉」と言われるほど良質なタンパク質が豊富に含まれており、足腰の筋力を保つために役立ちます。食物繊維も豊富なので便秘対策と免疫力アップ、生活習慣病の改善にも役立ちます。
時短!おからサラダ
材料 おから+豆腐(これがポイント)、きゆうり、ハム、玉ねぎ、マヨネーズ、塩こしょう
作り方 材料はすべて薄切りにし、混ぜ合わせるだけ! 食卓にぜひ大豆製品を2品加えましょう! ※ひじき・青菜の胡麻和え等と「おから+豆腐」を混ぜると簡単白和えに