磐梯町地域包括支援センターだより(No.61):介護保険利用の実際について
もし自分やご家族が介護が必要になったら? 事例を通して介護保険サービスの利用についてご紹介します。

事例
町内に住むAさんは夫と二人暮らしでした。
Aさんの夫は脳血管疾患で入院。
左半身麻痺となりましたが病院でリハビリを行ない少しずつ歩けるようになってきました。
病院から退院準備の話があり、地域包括支援センターに相談がありました。
訪問してお話を伺い、夫とAさんと話し合ったうえで、介護保険要介護認定の申請をし、自宅に退院する準備をすることになりました。
退院までの準備
入院中に、夫とAさんと担当医師と看護師、リハビリテーションのスタッフと医療ソーシャルワーカーを交えて、どんなサービスが必要か相談をしていきました。
退院前に自宅の玄関、廊下、浴室に手すりを取り付け(住宅改修)、浴用椅子とポータブルトイレを購入し(福祉用具購入)、電動ベッドと4点杖を借りる(福祉用具貸与)ことになりました。
退院してからの生活
要支援・要介護認定を受け、運動機能の低下を防ぐために通所リハビリテーションサービスを週2回利用しています。また、Aさんが家を空けなければならない時は施設に泊まって(ショートステイ)、リハビリテーションや日常生活のお世話を受けています。
地域包括支援センターでは、今後もAさんと夫が安心して二人暮らしを続けられるように、様々な方と連携しながらお二人を支援していきます。
地域包括支援センターは、皆様の様々な相談に乗り、適切なサービス利用の支援をしています。ご本人、ご家族やご近所の方の事など、心配な事がごさいましたらお気軽にご相談ください。