磐梯町地域包括支援センターだより(No.49):介護予防について(その5)認知症を予防しましょう
認知症は脳やからだの疾患を原因として記憶・判断力などの障がいがおこり、普通の社会生活を送るのが困難になる病気です。予防や早期発見早期治療が大事です。運動や趣味などを楽しく続ける事が予防につながります。「変だな」、「なんか前と違う」など気になる事があれば早めにかかりつけ医に相談しましょう。
認知症を予防する為に、日頃から気をつけましょう
- 生活習慣病の予防をする
高血圧や糖尿病、心臓病などの生活習慣病から脳血管疾患を発症し、脳血管性認知症になることがあるので運動不足や肥満、塩分の取りすぎなどには注意しましょう。
- 魚や野菜、果物を積極的に食べる。
サバやイワシなどの青魚に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)、野菜や果物に含まれるビタミンEやビタミンC、βカロテンなどは認知症予防に効果があるといわれています。
- 有酸素運動(ウォーキング・水泳など)をする
脳にたくさんの酸素を取り込み、血液循環を良くすると認知症の発症の危険が低くなると考えられています。
- 趣味などの楽しみを持ち、積極的に外出し、人との交流を持つ
- 自分の事は自分でする
- 脳を鍛え、考えをまとめる習慣をつける
日記をつけることは記憶力を鍛える事につながります。料理をしながら洗濯をする(2つの事を同時に行なう)ことや旅行を計画する事などは物事の段取り・手順を考えて行動するので脳機能のトレーニングに役立ちます。
- 急激な環境の変化は避ける
入退院、転居、退職、大切な人との別れなど急激な生活環境の変化によるストレスが認知症を発症する可能性があると考えられています。
- よく笑う生活を心がける。
笑うと脳が刺激されます。免疫力も上がり病気にもかかりにくくなるといわれています。