磐梯町地域包括支援センターだより(No.47):介護予防について(その3)低栄養を予防しましょう
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月1日更新
高齢になると食が細くなったり、食欲不振になって、必要な栄養が不足し「低栄養状態」となる事があります。「低栄養状態」になると免疫力が低下し、病気に罹りやすくなったり、回復しにくくなります。体力や筋力も低下して、好きな事やしたい事も出来なくなってしまいます。『年をとると食が細くなるのはしかたない』と片付けずにきちんと原因を把握し、対処しましょう。
低栄養をチェックしてみましょう
- 6ヶ月間で、2kg~3kg以上体重減少がありましたか。
- BMIが18.5未満ですか。
<BMIの計算方法 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)>
例:体重65kg、身長160cmの方の場合 65÷1.6÷1.6=25.4
1.2.に該当した方は「低栄養状態」かもしれません。かかりつけ医や保健師、地域包括支援センターへご相談下さい。
低栄養を予防するには…

- 動く力になる食べ物(ごはん・パン・麺・芋類など)、血や肉をつくる食べ物(卵・魚・肉・大豆製品など)、体調を整える食べ物(野菜・海藻など)、果物をバランスよく食べる。
- 月に1回は体重を測る。
- 美味しく食事をするためにメリハリのある生活を送る(適度な運動や社会参加)。
- 食欲のないときは、食べたいものを食べたいときに食べる。
- 間食を上手にとる。
- 上手く飲み込めない時は、とろみをつけてのどごしを良くする。
- 水分を十分とって脱水状態にならないようにする。
※ コップ1杯の水分を朝起きた時、朝ごはん、10時のおやつ、お昼ごはん、3時のおやつ、夜ごはん、お風呂の前、寝る前に飲むと上手に水分が取れます。水やお茶でなくてもヨーグルトやゼリーでも構いません。
1日3食 美味しく、楽しく、バランスよく食べて体力を維持しましょう