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新しいワクチンヒブワクチンとは?<2009年04月>

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月1日更新

今回は小児の病気で、かかることは少ないですが、かかった時に重症化しやすい髄膜炎とそのワクチンについてお話しします。

ヒブ菌とは

小児で重症化する病気の一つに髄膜炎があります。髄膜炎とは、ヘモフィルスインフルエンザb型という細菌(略してヒブ菌)等がのどや耳、肺等から入り、脳や脊髄の表面を覆っている髄膜に感染して起こります。ヒブ菌は、冬に流行するインフルエンザウィルスとは違います。髄膜炎は一般的に激しい頭痛、発熱や意識障がい等の症状が出ますが、早期診断が難しい病気です。日本では毎年約600人の小児がヒブ菌による髄膜炎にかかり、その5%近くが死亡し、25%に様々な後遺症(難聴、精神遅滞等)が残るとされています。

ヒブワクチンとは

アメリカのある報告ではヒブワクチン接種によりヒブ菌による髄膜炎の発症数がほぼゼロとなり、国内臨床試験でも全例で十分な抗体価が獲得されました。ヒブ菌による髄膜炎の発症率は、生後3ヶ月を過ぎると急速に増加し、6ヶ月がピークで、3歳を過ぎると減少します。ワクチンは生後2ヶ月以上5歳未満の子どもが対象です。生後2~7ヶ月未満の児の接種を標準としており合計4回接種します。生後7~12ヶ月未満の児は合計3回接種で、1歳~5歳未満の児は1回接種のみです。保育園や幼稚園の集団生活に入る前に、接種を完了することが望ましいです。三種混合(DPT)と同時接種も可能ですが、ヒブワクチンの申込が殺到しており、摂取まで数ヶ月かかることもあるのでご注意下さい。

ヒブワクチンには鶏卵成分が含まれていません。副作用は現行の三種混合ワクチン(DPT)と同等かそれ以下とされていますので安全性は高いと言えるでしょう。接種部位が赤くなったり熱をもったり、38℃以上の発熱がみられることがあります。

検診を受ける人のイラスト

任意接種扱いとなるため接種費用は自費となります。医療機関によって費用は異なりますので、かかりつけの病院に問い合わせて下さい。

磐梯町医療センター  及川 智幸