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食物依存性運動誘発性アナフィラキシー<2009年02月>

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月1日更新

そろそろ、杉の花粉が気になる時期がやってきました。

花粉症は、鼻水、目のかゆみを主徴とするアレルギーの一種ですが、食物アレルギーの特殊なものに食物依存性運動誘発性アナフィラキシーという病態があります。

アレルギーの原因物質(小麦、甲殻類、果物類、セロリなどの野菜)を食べた後数時間以内に運動することにより、数十分後に重篤なアレルギー症状を引き起こすものです。

じんましんなどに始まり、呼吸困難や血圧低下をきたし、生命にかかわる症状を引き起こします。 運動中に突然倒れて発症する場合もあるようです。発生は一万人に一人。青少年、10歳代の男子、昼食後に多い傾向があります。

救急班のイラスト

誘発された運動は球技、ランニング、歩行などで、激しい運動以外でも誘発されるようです。症状は速やかに悪化していきますのでできるだけ早く医療機関を受診することが必要です。

食物依存性運動誘発性アナフィラキシーばかりでなく、食物に対するアレルギーや蜂刺されで呼吸困難や血圧低下といった重い症状をきたしたことのある人は、応急処置としてのエピネフリンの自己注射キットを医療機関で処方してもらう方法があります。

薬剤を自己注射しつつ医療機関を受診することが救命率を高める有効な手段です。 予防として、アレルギーの原因となる食品が分かっていれば摂取を避けること、もし摂取した場合は少なくとも3時間は運動しないことが大切です。

磐梯町医療センター 屋島治光