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仮面高血圧<2008年5月>

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月1日更新

健康診断で血圧が高いといわれ相談される方の中には、病院などで測定するときだけ高い方(白衣性高血圧)や、過労や睡眠不足で一時的に血圧が上昇している方もおられますが、実際に治療が必要な方も少なくありません。 しかしその判断をするためには、定期的な血圧測定、特に家庭血圧測定が大変重要になってきています。

脈を計る人のイラスト

治療中の患者さんが血圧が下がりすぎていないか、十分な降圧が出来ているかどうかなどを知ることも出来ます。

実際に家庭で血圧を測定すると医療機関での血圧より低いことが多く、125/75mmHg未満が正常、135/85mmHg以上ならば治療の対象となります。 一方医療機関における血圧では140/90mmHg以上を高血圧と診断されます。

高血圧は外来血圧と家庭血圧とで4つのパターンに区分されます。

  • 正常血圧
  • 白衣高血圧
  • 持続性高血圧
  • 仮面高血圧

医療機関では高血圧ですが自宅では正常血圧状態の方を白衣高血圧と言います。

仮面高血圧(逆白衣高血圧)とは白衣高血圧とは逆に、医療機関では正常で家庭血圧が高血圧の場合で、高血圧の治療をしていない方にも見られます。

仮面高血圧は主に

  • 早朝高血圧
  • ストレス高血圧
  • 夜間高血圧

の3つのタイプがあります。

最近の研究では、仮面高血圧の方は正常な方より心筋梗塞や脳卒中などの発症が2倍多いことがわかってきました。 仮面高血圧は家庭血圧を測定しない限りわかりませんので高血圧治療中の方はもちろん、正常血圧の方でも一度は家庭で早朝や夜間の血圧測定をお勧めします。

家庭血圧のお勧めの方法は、上腕で測定する血圧計(上腕カフ・オシロメトリック法)を用います。 朝は起床時1時間以内、排尿後、降圧薬内服前、朝食前に測定します。 晩は就寝前、座って1~2分の安静後に測定しましょう。

 

磐梯町医療センター 屋島 治光