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職場のメンタルヘルス<2007年10月>

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月1日更新

「メンタルヘルス」と言うと聞き慣れない言葉ですが、簡単に言えば「心の健康を保つこと」です。

最近、「職場のメンタルヘルス」が注目されています。

平成18年度の自殺者は約3万2千人で交通事故死亡者(6352人)の約5倍にもなります。また年齢別死亡原因をみると働き盛りの20歳~39歳までの1位、40歳~54歳までの2位は「自殺」による死亡です。自殺増加の背景には、バブル経済崩壊後の社会情勢変化や、リストラ、過労、成果主義、IT化など、職場でのストレスによる「心の病(やまい)」の増加があります。

職場での健康問題は時代とともに、結核から有害物質や公害、成人病、生活習慣病、メタボリック症候群と変わり、今まさに「メンタルヘルス」の時代を迎えたというわけです。

心の病の主な原因は「ストレス」です。職場では職場環境を調整したり、長時間労働や過重労働がないか見直す必要があります。仕事上や仕事以外でのストレスが重なると、個人の性格や体質、生活習慣、ストレスへの強さ、家庭や職場での支えの程度にもよりますが、心の病をまねきます。

人の身体や行動はストレスへの反応として、様々な「兆し」(表)を示します。自分の家族や同僚がこのような兆しを示したら、それを見逃さない、普段からの注意も大切です。心の病になってしまった場合の対応法としては、まずはありのままを観察し、その言うことや気持ちをありのままに受け止めて共感することです。「俺も昔は・・」「お前だけではない」「頑張れ」などの励ましは逆効果です。

身近な専門家に早めに相談しアドバイスを受けたり、早めに治療を受けることも必要でしょう。

ストレス反応(兆し)

  1. 身体反応

    頭痛・動悸・喉のつまる感じ・咳・息苦しさ・胃痛・腹痛・めまい・頻尿・微熱・吐き気・下痢・便秘・生理不順・背部痛など

  2. 心理反応

    不安・イライラ・怒り・集中力低下・持続力低下・無気力・抑うつ・自己評価の低下など

  3. 行動変化

    過食・飲酒量の増加・喫煙の増加・過眠・多動・多弁・引きこもり・遁走など

磐梯町医療センター 齋藤 充