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ニコチン依存症の保険診療について<2006年4月>

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月1日更新

タバコの煙には発癌物質など200種類以上の有害物質が含まれており、タバコにより癌や心臓病、脳卒中、胃潰瘍、慢性肺疾患(喘息や肺気腫)などの危険が増します。また肌の老化や歯周病、骨粗鬆症など容姿にも影響します。吸っている本人だけではなく、受動喫煙によっても病気の危険性が増します。

タバコが悪いとわかっていてもやめられないのは、「意志が弱い」からではなく、「ニコチン依存症」になっているからです。ニコチンは麻薬やアルコールと同じく、非常に強い依存性を起こす物質です。ニコチンが脳に入ると覚醒、快感、気分転換、不安解消などが得られ、「いい気持ち」になります。そのためにタバコがやめられないのです。欧米では「ニコチンは麻薬」と同じで、「タバコはニコチンの注射器」と考えられています。

日本でもこの4月から、「ニコチン依存症」は「病気である」と考え、これまで自費負担であった「禁煙指導」を医師による「治療」と位置づけて、保険適応とすることになりました。(ニコチン依存症管理料)

禁煙治療により一時的に医療費が増しても、将来癌や心臓病、呼吸器疾患などの患者数が減り、長期的にみれば医療費を抑制できるからです。

保険適応となる対象者は、タバコ依存度スクリーニングテストで「ニコチン依存」と判断され、ブリンクマン指数(喫煙本数×年数)が200以上で、直ちに禁煙を希望される方です。約12週間にわたり計5回の禁煙プログラムを受けることになります。

但し、禁煙治療でニコチン置換療法を行なう際の「ニコチンパッチ」や「ニコチン・ガム」は従来通り保険適応外(自費)となります。(ニコチンパッチを使用する場合、8週間で2~3万ですが、禁煙が継続できればタバコ代よりずっと安く済みます。)

禁煙をご希望の方は、医療センターまでお問い合わせ下さい。

磐梯町医療センター 齋藤 充