ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

楽しい食生活を送るために [4]

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年10月4日更新

前回までは主に虫歯と歯周病について述べましたが、今回は永久歯を抜歯した後の処置についてお話いたします。

抜歯した場合には何らかの方法で失った歯を補う必要があります。その目的は、機能と見た目(審美性)の回復です。抜歯後そのまま放置しておくと、となりの歯が倒れてきたり、対合する歯が伸びてくるため噛み合わせに影響を及します。また、見た目の印象をはじめ、発音などの様々な面にも支障ををきたします。そうならないために抜歯後の処置は重要なのです。

一般的な治療法にはブリッジと入れ歯があります。ブリッジは失った歯の左右の歯を土台とし、その歯に橋渡しをさせるような形でかぶせます。違和感が少ないのが特徴ですが、取り外しができず、土台となる健康な歯を大きく削らなくてはなりません。

入れ歯は歯を多く失ってしまった場合に用いられ、残っている歯にばねをかけて装着します。ブリッジのように残っている歯を削ることはほとんどありませんが、初めのうちは違和感を感じる方が多いようです。また、すべての歯を失った場合には総入れ歯を用います。

この他にも最近の新しい治療法として、人工の歯根をあごの骨に植えるインプラント治療というものがあります。これは残っている歯に負担をかけずに装着でき、違和感なく噛めるようになるのですが、外科的処置が必要な上、保険治療としてはまだ認められていません。

このように、どの治療法にも長所と短所がありますので、義歯治療の前に歯科医師と十分に相談なさってください。

 

奥羽大学歯学部附属病院 山崎 隆史