【「地域のアイディアや課題」がカフェのメニュー】 「令和5年 オープンカフェばんだい」を続々開始しています!
令和5年度「オープンカフェばんだい」を隔月開催しています!
「地域のアイディアや課題」がカフェの「メニュー」
地域の若者が気軽に集まって、やってみたいことやあったらいいなということを話し合う「オープンカフェばんだい」(※)を約2ヵ月に1回のペースで開催しています。
これまでの開催では、磐梯町在住の20~40代の方が中心に、磐梯町の町民だけでなく、近隣の市町村と県外からのご参加がありました。
第2回目 テーマ「料理」(7月29日開催)
磐梯町で「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに自分や家族、町の方々が健康な毎日を過ごせるよう、食育や環境などについて学び楽しく活動する磐梯町食生活改善推進員の皆さんと、会津地域内で料理で起業された方をゲストに、実際にみんなで料理をしながら、「磐梯町の自然の恵みを生かした野菜などの食材」「磐梯の風土に根差した食文化」「料理を通じた繋がり」「自分らしいチャレンジ」などについて話し合いました。
■ゲスト
磐梯町食生活改善推進員の皆さん
「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに自分や家族、町の方々が健康な毎日を過ごせますよう、現在は30名の会員で毎月1回の定例会を中心に食育や環境などについて学び楽しく活動しています。平成14年4月に「ボランテイア設立総会」を経て町の任意団体となりました。
東久美子さん(パティスリー塔之坊 パティシエ)
柳津町出身。高校卒業後、製菓の専門学校へ入学。卒業後、母校で助手として勤務している際、国際ジュニア製菓技術者コンクール日本大会に出場。日本代表を獲得し、2006年UIPCG国際ジュニア製菓技術者コンクールドイツ大会に出場。世界9カ国16名参加、2日間で6種目の作品を競い優勝。2年後渡仏し、パティスリーに勤務。帰国後、柳津町にパティスリー塔之坊を開業。休業期間を経て、現在は予約や町内のイベントにて購入可能。
第3回目 テーマ「写真」(9月29日開催)
今回は、磐梯山をはじめとする豊かな自然環境や、慧日寺などの史跡などの写真映えする撮影スポットやグルメが多くあり、日本屈指のカメラメーカーの工場がある磐梯町で、「写真を撮る人」「写真を支える人」「写真を広げる人」といった、写真やカメラに関わる取り組みを実際にしているゲストを囲みながら、「写真」や「カメラ」「撮影」などなど、それぞれが取り組んできたことをシェアしたり、あったらいいなという想いを語り合いました。
■ゲスト
【写真を撮る人】
株式会社ペグ 代表取締役
小川 直樹 氏
千葉県千葉市出身。スノーボードがきっかけで会津エリアへ。高校生の頃から趣味だったカメラを仕事に個人事業主として開業。観光協会等の写真をはじめ、Webサイト用の素材も。現在は株式会社ペグとして、クリエイティブ事業を立ち上げ、撮影から、企画、Webやチラシ制作まで一貫して行ってもいる。
【写真を広げる人】
磐梯カメラプロジェクト PJ代表 / 磐梯町職員
五十嵐 卓 氏
「カメラ好きが集うまち」を掲げ、町内に工場を構えるカメラレンズメーカー「SIGMA」との連携により【SIGMA聖地化計画】に取り組む。磐梯町で作られたカメラで磐梯町の魅力を伝え、磐梯町で作られたカメラが好きな人が集まる、そんな「カメラの聖地」を目指し活動中。
第4回目 テーマ「ゴミとアップサイクル」(12月1日開催)
全国の中でゴミの排出量が多い福島県の中で、過去ワースト上位の市町村になっていた磐梯町。そんな磐梯町ですが、2023年9月に「ゼロカーボン宣言」をし、町民・事業者・行政が一丸となった「ごみの削減」「再生可能エネルギーの普及やエネルギー利用の効率化」に取り組んでいます。
今回は、磐梯町や周辺地域で「ごみとアップサイクル」に関わる取り組みを実際にしているゲストを囲みながら「ごみ削減」「ゼロカーボン」「リサイクル」「古本・古着・古道具」などなど、、様々キーワードについて、みんなが感じることやあったらいいなという想い、それぞれ取り組んできたことをシェアしながら語り合いました。
■ゲスト
株式会社ガイアドリーム 取締役
磐梯町役場サスティナブル推進マネージャー
大嶋 伸章 氏
主に企業の持続可能な仕組みづくりに取り組む株式会社ガイアドリームより2023年7月から派遣され磐梯町役場へ。ガイアドリームとしてリオン・ドールや榮川酒造の取り組む循環型の仕組みづくりをサポート。役場では町のごみ削減や再資源化の仕組みづくり、脱CO2の取り組みの推進も担当している。
荒川産業株式会社 代表取締役
荒川 健吉 氏
創業130年を迎えた資源リサイクル企業・荒川産業の4代目社長。環境面から見た地域の全体最適化をミッションとして活動しています。現在、多様なステークホルダーと連携しながら地域資源循環の仕組みづくりを進めています。磐梯町内では資源回収拠点「アマルクリサイクルボックス」を運営しています。
磐梯町地域おこし協力隊
石田 新 氏
新卒で磐梯町地域おこし協力隊として着任し、駅舎利活用業務に取り組む。コロナの影響により駅舎での活動が行えない中で、学生生活を過ごした東京神保町の古本屋街を思い出して古本の利活用企画に取り組む。現在は武蔵野美術大学デザイン総合学部にてデザインを学びながら、将来的にアートと宿泊を掛け合わせたゲストハウスの運営と総合デザイン事務所設立を目指して修行中。
磐梯町地域おこし協力隊
斎藤 拓哉 氏
旧安達町出身で2010年に進学を機に会津若松に移住。現在は地域おこし協力隊として磐梯町の空き家対策・移住定住促進を行なっています。古民家や古道具、ものづくりが好きで、これまでゲストハウスの経営や空き家活用のイベント、シルクスクリーンのものづくりなどを行なっており、協力隊のかたわら2021年からissenという古道具店の共同経営者をやっています。
オープンカフェのルール
オープンカフェを開催するにあたり、アイディアを出しやすくするための簡単なルールを設けています。
- 人のアイディアの批判、否定はしない
- 「できない理由」じゃなく「できる方法」を見つける
- 「人、モノ、カネ」がなくても自分たちできることを考える
- 行政への要求の場ではありません
- 肩書きに縛られないフラットな場
- 温度差を楽しもう
3人のゲストトークを踏まえ、自分が興味があるテーマに分かれて、上記のルールの上、「やりたいこと」、「あったらいいな」というものを語り合い、それを「どうやったら実現できそうか」、「いいね!応援したい!」などのコメントをシェアし合いました。
今回は、磐梯町に愛着を持つ若い人が集まって、つながることを目的としていたため、具体的なプロジェクトの創出等をまとめるものではありませんでしたが、自分達の持つネットワークや場所とアイデアを組み合わせることで、実際にできそうなことも、たくさん発表されました。
<今後の予定>
令和6年1月中予定
「オープンカフェ」とは※
「オープンカフェばんだい」は、コーヒーやデザートを楽しむ喫茶店ではありません。
毎回変わる開催テーマに沿ったアイディアや課題をみんなでシェアしながら、参加する皆が自分たちの手で磐梯の暮らしがより楽しくなるように自分達ができることを共に想像・考えていく場のことをさします。
例えていうなら、オープンカフェばんだいでは、ドリンクやデザートではなく、皆が持ち寄った「地域のアイディアや課題」がオープンカフェの「メニュー」になります。
磐梯町での暮らしを、「もっと楽しくしたい!」と思う、【まちに住む人】【まちに通う人】【まちのファンの人】が集まり、日々の暮らしがワクワクするものに変わっていけるように、自分たちの手でできそうなことを、みんなで話し合う場です。