「地域のアイディアや課題」がカフェの「メニュー」 「令和5年度 第5回オープンカフェばんだい「チャレンジ(新規事業・起業)」を開催しました!
「令和5年度 第5回オープンカフェばんだい「チャレンジ(新規事業・起業)」を開催!
地域の若者が気軽に集まって、やってみたいことやあったらいいなということを話し合う「オープンカフェ」(※)を令和6年1月26日(金)に、磐梯町七ツ森センター(LivingAnywhere Commons会津磐梯)で開催しました。
参加したのは、磐梯町在住の20~40代を中心に14名(内町内6名)が参加しました。磐梯町の町民だけでなく、近隣の市町村と県外からのご参加がありました。 第5回目のテーマはチャレンジ(新規事業・起業)。 磐梯町では、ウィスキー造りや新しい日本酒の開発など、お酒などにまつわる新しいチャレンジが始まっています。また、七ツ森エリアに飲み屋ができるなど、磐梯のものを磐梯で楽しめるお店がオープンするなどの動きも生まれています。
昨年度も「飲食・お店」などをテーマにした回を設けましたが、その後に始まっているチャレンジなどの状況などを参加者同士でシェアをしたり、会津の先行地域でのスモールスタートを応援する仕組みなどのお話を聞いたり、実際に磐梯でチャレンジを始めている事業者の方やお店を始めた方のお話を聞いて、自分がチャレンジしてみたいことや仲間づくりなどについてみんなで話し合いました。
ゲスト
大沼 孝さん(天鏡株式会社 専務執行役員)
ライオン堂(現 リオン・ドール)に入社後、商品部にて加工食品部門仕入れ担当を経て、加工食品GMへ。
2017年から商品部執行役員に就任。 2023年から天鏡株式会社の常務執行役員マーケティング管掌。
同年、8月に天鏡株式会社専務執行役員に就任。
商品部時代、取締役の小池氏と共に働き、2021年に「みんなの業務スーパーLynx」冷凍食品事業を開始。同年、榮川酒造との提携で日本酒事業に進出し、構想から関与した「天鏡蒸溜所」が完成。
今後、磐梯町のテロワールを活かしたウイスキー作りで世界に発信する。
佐々木 祐子さん(ゲストハウスひととき オーナー)
福島県郡山市出身。大学時代は東京で過ごし2015年にUターン、西会津町の地域おこし協力隊を経験した後夫婦で同町上野尻地区に2018年「ゲストハウスひととき」を、2021年に私設公民館「いとなみ」をオープンする。
宿にはカフェも併設しており、「やってみたい」ことに小さく挑戦するチャレンジショップに、また農村の暮らしを気軽に体験してもらえるよう様々なプログラムを企画し、2つの施設を入り口に地域との交流のきっかけが生まれる拠点づくりを行っている。
「TOHOKU SOCIAL INNOVATION Acceleratorプログラム」4期卒業生 SENDAI Social Innovation Summit 2021では、共感賞・オルビス特別賞を受賞。
オープンカフェのルール
オープンカフェのルール オープンカフェを開催するにあたり、アイディアを出しやすくするための簡単なルールを設けています。
- 人のアイディアの批判、否定はしない
- 「できない理由」じゃなく「できる方法」を見つける
- 「人、モノ、カネ」がなくても自分たちできることを考える
- 行政への要求の場ではありません
- 肩書きに縛られないフラットな場
- 温度差を楽しもう 2人のゲストトークの後、磐梯町で挑戦できる場所として、LivingAnywhere Commons会津磐梯、未日常、慧日寺資料館などについて、それぞれの担当者から場所や事例などを紹介いただきました。
その後、自分が興味があるテーマに分かれて、上記のルールの上、「やりたいこと」、「あったらいいな」というものを語り合い、それを「どうやったら実現できそうか」、「いいね!応援したい!」などのコメントをシェアし合いました。
今回は、磐梯町に愛着を持つ若い人が集まって、つながることを目的としていたため、具体的なプロジェクトの創出等をまとめるものではありませんでしたが、自分達の持つネットワークや場所とアイデアを組み合わせることで、実際にできそうなことも、たくさん発表されました。
「オープンカフェ」とは
「オープンカフェばんだい」は、コーヒーやデザートを楽しむ喫茶店ではありません。
毎回変わる開催テーマに沿ったアイディアや課題をみんなでシェアしながら、参加する皆が自分たちの手で磐梯の暮らしがより楽しくなるように自分達ができることを共に想像・考えていく場のことをさします。
例えていうなら、オープンカフェばんだいでは、ドリンクやデザートではなく、皆が持ち寄った「地域のアイディアや課題」がオープンカフェの「メニュー」になります。
磐梯町での暮らしを、「もっと楽しくしたい!」と思う、【まちに住む人】【まちに通う人】【まちのファンの人】が集まり、日々の暮らしがワクワクするものに変わっていけるように、自分たちの手でできそうなことを、みんなで話し合う場です。