リターナブルボトルを活用し、家庭から発生する廃食油の回収と、再生、循環利用の取り組みを開始します
家庭廃食油の回収、再生、循環利用の取り組みを開始します
令和6年1月20日より、これまで焼却されていた家庭用廃食油を専用のリターナブルボトル(*1)で回収し、専門業者にて再生し、石鹸原料などとして再生利用する取り組み開始します。合わせて石鹼原料を活用したハンドソープを町内の施設でも活用し、磐梯町として循環スキームの構築にも取り組みます。
*1 返却、洗浄、詰め替えをすることによって、何度も使用できる容器
実施の背景
磐梯町は、会津磐梯山を中心とした豊かな自然を有する山紫水明の町です。自分たちの子や孫たちに、この恵まれた自然環境を継承するため、ゼロカーボン宣言を行い、町民、事業者、行政が一丸となって、ごみの削減と、再生可能エネルギーの普及やエネルギー利用の効率化に取り組んでいきます。
令和5年11月より、町内から発生している焼却ごみの削減とCO2の削減を目的に、廃食油回収テストを進めてきました。この度、おおむねの準備が整ったため、本格的にリターナブルボトルを活用して家庭から発生する廃食油の回収と、再生、循環利用の取り組みを開始します。
繰り返し利用できる「リターナブルボトル」を採用
廃食油の回収には、繰り返し使用できる専用のリターナブルボトルを採用しました。ボトルは回収拠点にて無料配布します。廃油が入った回収したボトルは洗浄の上、再利用されます。自治体主導で、リターナブルボトルを活用した家庭から発生する廃食油を回収し、リサクル製品を活用する循環スキーム構築は現時点では日本でも数少ない取り組みです。
実施概要
1.開始時期:令和6年1月20日(土)
2.回収拠点:磐梯町内にある下記施設
リオン・ドール磐梯店コミュニティスペース、磐梯町役場、保健福祉センター、幼稚園、児童館、保育所、こども館
3.回収できるもの:家庭で排出された食用油
4.利用できる方:どなたでも利用できます
今後の展望
国内の家庭から発生する廃食油の大部分は再生利用されておらず、廃棄処理されております。磐梯町では持続可能な取り組みの構築に今後も積極的に取り組んでいきます。また、近い将来には、持続可能な航空燃料(SAF燃料)の取り組みにも参加を検討しています。