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食中毒に注意しましょう<2009年7月>

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月1日更新
腹痛に苦しむ人のイラスト

食中毒とは、細菌等の微生物や化学物質等の毒素を含む食べ物や水を人が飲食して起こる発熱、嘔吐や下痢などの病気のことです。時には命に関わることもあります。

おむすびを食べて2~3時間くらいで吐いたり下痢をすることがあります。これは、おにぎりをにぎった手からおにぎりに付着した細菌の毒が悪さをしています。おにぎりをにぎる前に手をよく洗いましょう。

ケガの部分に多く住んでいる細菌なので、手にケガをしている人はビニール手袋を着用するかおにぎりを作らない方がよいでしょう。加熱しても毒は壊れませんので、加熱したからといって安全とはいえません。

生卵、生の鶏肉・豚肉・牛肉・生魚等を食べて半日~10日後に熱が出たり、吐いたり、血の混ざった下痢になることがあります。鶏、豚、牛、魚に住んでいる細菌を卵や肉と一緒に食べてしまい、腸の中で細菌が増えることで起こります。生食を避ける以外に方法はありません。加熱すると菌は死にますので安全です。

以上、特に気をつけてもらいたい食中毒について簡単にお話をしました。

食中毒といっても何十種類もの細菌やウィルスなどが起こす病気で、何が原因かによって食べてから症状が出るまでの時間が異なります。食べてから10日後に症状が出るものもあるため、直前の食事だけが重要なわけではありません。

症状が出たときは、約1週間の生物の摂取の有無、熱はあるか、吐いた物や便の状態(真っ赤な血が混ざっているか等)、一緒に食べた人の症状等を詳しくお聞きします。

下痢は、腸管内の細菌等を洗い流そうとする生体防御反応ですが、大量の下痢は脱水の原因となるので注意が必要です。「真っ赤な下痢便」が出たときは、細菌により腸管が痛んでいる可能性が大きいので急いで病院を受診して下さい。一般的には、輸液などで症状に対応した治療をします。

蒸し暑い夏は食中毒が増えます。料理や食事の際にはしっかりと手を洗って下さい。肉や魚を切った包丁やまな板が感染源となることもあり、調理器具の洗浄や消毒が重要です。冷蔵庫内でも細菌はゆっくりと増えますし、冷凍しても細菌は死にませんので、傷みやすい食べ物は早めに加熱して食べることをお勧めします。

牡蠣は生食がおいしいため、お腹を壊すのを覚悟して生牡蠣を食べる方々がいますよね。刺身などの生食もとてもおいしいですが、食中毒の危険性を十分認識したうえで食べる必要があります。

磐梯町医療センター  及川  智幸