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史跡慧日寺跡
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磐梯山慧日寺資料館

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年3月9日更新

慧日寺跡は、昭和45年国の史跡に指定されて以来、仏教文化発祥の地として、町民の関心も高まり、町をあげてその保護と保存に努めてきたところであります。

この史跡慧日寺跡については、昭和54年から実施いたしました「徳一廟」の保存修理につづき、昭和60年から発掘調査を行い、新たな遺構が発見され、慧日寺1200年の歴史が少しずつ解き明かされ、その姿が浮かび上がろうとしております。

当資料館は、史跡の環境整備事業と一体化し、慧日寺関連文化財の散逸破壊を防止し、その保存・公開・活用を目的として昭和62年8月に開館いたしました。

ささやかな資料館ではありますが、いささかなりとも、会津仏教文化の理解に役立ちますならば幸いです。

展示ホール(慧日寺の歴史)

年表パネルを用いて、慧日寺1200年の歩みをたどっていきます。あわせて、史跡の発掘資料も展示しています。(写真1)

展示ホール
写真1:展示ホール

第一展示室(慧日寺と山岳信仰)

磐梯山を中心にさまざまな山岳信仰のよりどころとして、おおきな役割を果たしてきました。ここでは、そうした山岳信仰にまつわる資料を展示しています。(写真2,3)

第一展示室 徳一座像など(展示室)
写真2:第一展示室             写真3:徳一座像など(展示室)

第二展示室(慧日寺の文化財)

慧日寺はたび重なる戦乱や火災にあい、また明治初年の廃仏毀釈によって、堂宇や仏像・仏具類のほとんどが消失あるいは散逸しました。

ここでは、いまに残る慧日寺の文化財を展示して、徳一のたどった足跡や往時をふりかえってみることにします。

第三展示室(慧日寺の行事)

慧日寺では、近世の寺役記や風土記などの記録によると、さまざまな年中行事が行われてきたことが知られています。現在では、毎年春分の日に行われる「舟曳き」と「巫女舞」が残るのみです。

ここでは、「明神之舞」と「雨乞い」の遺品もあわせて展示しています。

野外展示施設(厩嶽山馬頭観音覆堂)

厩嶽山頂より50メートル程下の堂宇に馬頭観音菩薩座像が祀られ、旧暦6月16・17日の祭礼には多くの参詣者で賑わった。

今は訪れる人も少なくなったので、御厨子を山上より移し、この地に安置することにした。(写真4)

龍ヶ沢湧水が資料館前まで引水されており、この名水にあやかり、水汲みに訪れる人々が絶えません。(写真5)

厩嶽山馬頭観音覆堂 龍ヶ沢湧水が引水されています。
写真4:厩嶽山馬頭観音覆堂         写真5:龍ヶ沢湧水が引水されています。

野外展示施設(慧日寺金堂・中門)

慧日寺跡は、昭和45年12月に国の史跡に指定されて以来、発掘調査と並行して整備計画を検討・策定し、史跡の整備を進めてきました。

古代寺院における中門は、外部と金堂前面の浄域を区画する重要な役割りを果たしていました。両者の復元を通して、古代の儀礼空間を可視的に体感することができるようになるでしょう。

開館は4月10日から11月30日です。

開館時間

9時00分~17時00分(資料館、金堂・中門)
受付は16時30分までになります。

開館期間

4月10日~11月30日(期間中無休・冬期休館)

入場料 *( )は20名以上の団体料金

〇資料館と史跡慧日寺跡の共通入館料

一般・大学生:500円(400円)

〇資料館または史跡慧日寺跡どちらか一方のみの入館料

   一般・大学生:300円(団体料金はありません)

※いずれも高校生以下は無料

入館料の減免について

○障がい者とその介助者1名は入館無料です。
 受付で障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳などをご提示ください。


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